固定は、怪我をした時に患部に着けるものとは、御存知と思いますが。
骨折の時も脱臼、打撲や捻挫にも使用します。
脱臼は、決められた期間を固定しないで外すと危険ですよ。
3回の脱臼すると習慣性脱臼になり、所謂「くせ」になり直ぐに脱臼繰り返します。
ですから、初回脱臼の対応が大切です。
当院では、骨折でも、突き指して指の捻挫でも風呂は、固定を外さないように指導します。
スポーツや部活の学生達は、早く固定外して関節の拘縮を最小限にしたいのはやまやまですが。。。。
さて
今回の踵の骨折の患者さんの例をだして。。。。
さっとみて足首周辺では、外くるぶしの部分の骨は、それほど厄介では無いですが
内くるぶし内果骨折と踵骨骨折は、5~6週間固定しますし
尚且つ体重もかけさせないようにします。
そして、この患者さんにもとうぜんですが
入浴時もギプス装着のままにしてもらいました。
骨折、脱臼で固定をした経験のある人なら御存知と思いますが
固定を外しても直ぐには、関節が動かないのです。(かたまっていて)
今回の踵骨骨折では、足首の拘縮を治すのと固定除去しても踵を地面に痛くて着けないので
足底板を「つちふまず」につけての歩行となります。
歩行とは
踵を着いてからつま先に体重を移動しますから、踵を着いた時に痛いのは
大変な苦痛となります。
足底板の役割は、踵の変わりにこの足底板が体重を受けるみたいな感じですかね。
まあ、この状態でも数ヶ月必要とします。。。。
踵は、打撲でも長期の痛みがありますから骨折なら尚更ですよね。。
もうひとつ付け加えて言いますと
歩行していないので、ギプス巻いた脚の太腿周辺及び下腿部などの筋萎縮も対応必要です。
もちろん、臀部の筋肉も同様です。
この筋肉が、萎縮し細いままだと膝関節に負担がかかり将来は、膝の老化を
早める可能性ありますから。。
その為にも筋力をアップのリハビリが必要です。
まぁとにかく
怪我は、骨がレントゲンで治っただけで終わりで無く
しっかりリハビリも。。。。しましょう。。
川口市本蓮1-16-12
金子整骨院
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